黒岩荘日記

日記です

デデデ大王、税金

8時前に起床、コーヒーを淹れて、履歴書を量産するマシーンに変身する。証明写真のストックが切れていた事を忘れていたため、上半身だけフォーマルにして外に出る。下はジーンズとサンダル。就職したい気持ちと、働きたくない気持ちの合の子のような、イケてないキメラが爆誕した。ぼーっとしている間に、ジャケットを羽織っているだけで汗ばむような季節になってしまった。

 

帰宅してご飯を食べてからひたすらスマブラをやってしまった。またやってしまった。苦節の末デデデ大王がVIP入を果たしたが、大王なんだし元々VIPみたいなものなんじゃないのかとも思った。達成感と虚しさが交互に去来した。

 

スイスアーミーマンという映画を観た。一昨年の暮れから怒涛の勢いで映画を観始めて、そこから数えてちょうど300本目の映画だ。ポールダノとハリポタ君の共演ということで楽しみだったが、とんだアホアホ映画だったのでかなりびっくりした。オナラの推進力で海を渡ってしまうような突飛な映画だ。奇形のバディもの(?)として面白かった。ラストのダニエルくんの顔は一生忘れられないと思う。

 

痴呆がだいぶ進んでしまっている祖父が肺炎にかかって、あまり長くないかもしれないという連絡があった。つらいことだ。

死は税金のように誰にも避けられぬものだとよく言う。前述した映画のなかで扱われている死は、あまりにも定義が曖昧で、

だからだろうか、連絡を受けた時点であまり重い気持ちにはならなかった。

 

自分の死について考える前に、まずは税金の方をなんとかしなくては。